1. トップページ
  2. 教授ご挨拶

教授ご挨拶

 

広島大学病院 リウマチ・膠原病科は平成21 (2009)年1月に開設され、初代教授として富山大学第一内科から杉山英二先生が着任されました。以降、広島における膠原病・リウマチ内科学の拠点として、診療・教育・研究の全般にわたり活動してきました。令和3 (2021)年11月より、私が第2代教授を拝命し教室を主宰しています。杉山教授時代に培われた功績をさらに発展させ、膠原病・リウマチ内科学の診療・教育・研究を通じて、当教室が世に貢献できるよう精励する所存です。

 

患者のみなさまへ  

膠原病・リウマチ性疾患には、若いうちから発症するものも多く、長い期間の根気強い治療を要することも少なくありません。しかし、疾患メカニズムの解明と治療薬の進歩によって、良好に病勢をコントロールできるようになってきました。患者さんには、ご自身の病気のこと、治療のこと、お薬のことをよく知って頂くことが大切です。当科では患者さんご自身によく理解頂けるよう丁寧な説明を心掛けます。もし分からないことがあったら遠慮なく担当医にお尋ね下さい。  また、日常生活を営みながら安心して治療して頂くため、専門医の育成と専門的治療へのアクセス確保が大変重要です。広島県は「日本の縮図」と言われるほど多彩な気候風土を有しますから、人々の暮らしも様々です。当科では、おひとりおひとりにとって最適な診療を提供できるよう、膠原病・リウマチ内科の専門医育成と診療連携を通じて、地域に根ざした膠原病・リウマチ診療に貢献したいと考えています。

 

医学生・若手医師のみなさまへ  

我々が専門とする膠原病・リウマチ内科では、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、血管炎症候群などの多彩な全身性自己免疫疾患を中心に診療・教育・研究を担当しています。ともすれば「難しい」と思われがちですが、正しく丁寧に学べば決して難しいことはありません。それどころか、医療者として自身の成長を実感でき、それが患者さんにも役立つので、大変やりがいを感じられます。  関節炎や皮疹、発熱といった「ありふれた」症候を手がかりに、全身の丁寧な診察を通じて診断を進めますから、全身を見わたす診療が自ずと身につきます。また、治療では免疫学の進歩によって開発された分子標的薬(抗サイトカイン療法、キナーゼ阻害薬)を始め、免疫抑制薬を駆使しますから、臨床免疫学に関する高い専門性が身につきます。すなわち、全人的臨床力と専門性を同時に発揮できることがこの分野の特色といえます。多くの医学生・若手医師の方にこのことを知って頂き、ぜひ我々の仲間に加わって頂きたいと考えています。  また、疾患の成り立ちや新しい治療の開発に興味が沸いたら、研究の道があります。当科では関節リウマチの滑膜組織における破骨細胞分化の研究や、全身性強皮症や皮膚筋炎における爪郭部毛細血管異常に関する研究、DMARDs未治療の関節リウマチ患者レジストリを用いた疫学的研究および新規バイオマーカー開発に関する研究などを展開しています。我々は臨床医の立場で、患者さんのために役立つ研究を推進していきます。

 

医療関係者のみなさまへ  

関節リウマチなど自己免疫疾患でも他の領域と同様に早期診断・早期治療が予後改善に重要です。多発性関節炎やレイノー現象など膠原病・リウマチ性疾患が疑われる患者さんがいらっしゃいましたら遠慮なくご紹介下さい。また当科では県下各地域の基幹病院を中心に医師派遣を進めています。このウェブサイトをご参照頂き、近隣の関連施設へのご紹介も併せてご検討下さい。 膠原病・リウマチ性疾患は全身性疾患であるため、多くの診療科との連携が必須です。患者さんを中心とした診療連携につきまして、今後ともご理解、ご協力を宜しくお願い致します。また、当領域の専門医育成には、多彩な臨床経験と長い時間を要します。リウマチ専門医の育成につきましてもご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

広島大学病院 リウマチ・膠原病科

教授 平田 信太郎

 

ページのトップへ