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医学生・研修医の方へ

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  3. 卒後臨床 初期研修について

医学部5年生 臨床実習Ⅰ(ポリクリ)

リウマチ・膠原病科

はじめに

 5日間の限られた期間で行われる本臨床実習は、モデル・コア・カリキュラムに準拠し、かつクリニカル・クラークシップ(診療参加型臨床実習)を導入することにより、効率よく実習を行うことを目指します。クリニカル・クラークシップの目的は、「学生が実際の診療チームに参加し、その一員として診療業務を担当することによって、医師としての職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な内容を学ぶこと」です。単なる知識・技能の習得や診療の経験にとどまらず、実際の医療現場における判断や対応、および治療に関する思考(臨床推論)を養うことを目標としています。 リウマチ・膠原病科は、主として関節リウマチや全身性エリテマトーデスを代表とする各種全身性自己免疫疾患の診断と治療を専門とする診療科であり、リウマチ・膠原病科の臨床実習では、炎症・免疫に関する理解と、全身を広く見渡すきめ細かい診療姿勢、ならびに、免疫抑制療法の選択と管理について学ぶことを目指します。

実習目標
  1. 病歴の聴取や患者の診察など、内科診療の基本を学習する。
  2. 患者の抱える医療上の問題点を理解し、それについて考察する。
  3. 問題指向システム(POS: problem oriented system)について理解し、実行する。
  4. 臨床検査、画像診断、尿検査などを学習し、検査データを解釈する。
  5. リウマチ・膠原病疾患に特徴的な身体所見について学習する。
実習内容

  

 コア・カリキュラムの記載内容について、実習を通じて学習します。患者を通じて学習できない範囲は、小講義ならびに自己学習で補うようにして下さい。

 

評価方法

  

 臨床実習では知識・技能および医師・社会人としての基本的態度を修得することを求めています。リウマチ・膠原病科としては、知識・技術として、実習目標に掲げた5つの点について、評価します。また、医師・社会人としての基本的態度としては、積極性、時間厳守、自己学習の観点に注目し包括的に評価し、提出課題で指導医が採点します。

 

担当教官

平田信太郎(教授)、吉田雄介(助教)、杉本智裕(助教)、渡辺裕文(助教)

緊急連絡先

 

 リウマチ・膠原病科 TEL: 082-257-1583(リウマチ・膠原病科教授室)           TEL: 082-257-5555(病院代表)

 

※質問がある際は、082-257-1583(リウマチ・膠原病科教授室)に電話にて連絡すること。

 

※病気等で欠席・遅刻・早退する際は、082-257-1583(リウマチ・膠原病科教授室)に必ず    電話にて連絡すること。

 

実習に備えて,特に理解しておくべき疾患

関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、混合性結合組織病、血管炎症候群、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、ベーチェット病、IgG4関連疾患

注意事項
  1.  
  2. 1.月曜 9:00外来棟5Fカンファレンスルーム1に集合(外来棟東側の職員通路にあるエレベーターで5Fに上がると目の前にある)し、カンファレンスに参加する。

  3. 2.月曜 総回診後に、担当患者の割り当てと紹介を行う。病棟医の指導のもと、学生自ら担当患者の問診と身体診察を行い、患者サマリーの作成、学生カルテ(SOAP)記載を行う。カルテを記載する場合は、指導医を選択する必要があるため、吉田助教もしくは杉本助教を選択すること。記載作成要領は担当患者割り当てに引き続き説明する。(Bb9上の症例発表の方法、サマリー例も参照)
  4. *月曜日が祝日の場合、火曜日10:00にオリエンテーションがあるので中央研究棟201にお越しください。

  5. 3.火曜 10:00から膠原病レクチャー(担当:吉田助教)を行う。(10:00に中央研究棟2F 201に集合)

  6. 4.水曜10:00に中間プレゼンテーション(担当:杉本助教)を行い、チェックを受ける。(10:00に中央研究棟2F 201に集合) 指導に基づき患者サマリー・SOAPを作成する。

  7. 5.木曜日10:00に関節エコー実習を行う。(担当:大可医師) (10:00に中央研究棟2F 201に集合)

  8. 6. 金曜午前9:00に担当患者のプレゼンテーションを行う。(担当:茂久田講師)(9:00に中央研究棟2F 201に集合)

  9. 7. Bb9上にアップされたオンデマンド教材を各自で閲覧し学習する。

    8. 月曜〜金曜日が祝日の場合、その日の実習はありません。金曜日が祝日の場合は、木曜日の17時までに患者サマリーをメールで提出すること。(メールアドレス rareport@hiroshima-u.ac.jp)

実習の日程

 日程表はこちら

 令和5年4月1日以降の最新版日程表は、広島大学オンライン学習支援システム(Bb9)を

ご覧下さい。

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医学部5-6年生 臨床実習Ⅱ(アドバンストコース)

リウマチ・膠原病科

はじめに

 4週間の限られた期間で行われる本実習は,モデル・コア・カリキュラムに準拠し,かつクリニカル・クラークシップ(診療参加型臨床実習)を導入することにより,効率よく実習を行うことを目指す。クリニカル・クラークシップの目的は,「学生が実際の診療チームに参加し,その一員として診療業務を担当することによって,医師としての職業的な知識・思考法・技能・態度の基本的な内容を学ぶこと」である。単なる知識・技能の習得や診療の経験にとどまらず,実際の医療現場における判断や対応,および治療に関する思考(臨床推論)を養うことを目標としている。

実習目標
  1. 病歴の聴取や患者の診察など,内科診療の基本を学習する。
  2. 問題指向システム(POS: problem oriented system)について理解する。
  3. 患者に関するさまざまな情報を収集し,医療上の問題点を明確化し,列挙する
  4. 優先順位の高い3つ問題点について,診断計画,治療計画,教育計画,入院後経過を含め考察する。
  5. リウマチ・膠原病疾患に特徴的な身体所見について学習する。
  6. 尿・血液検査,画像検査などを学習し,検査データを解釈する。
  7. 担当症例のプレゼンテーションを行う。
実習内容
  1. 最低1人の入院患者を受け持ち,チームの一員として診療に参加する。
  2. 担当症例の問題点を明確化し、その解決法について学ぶ。

  3. 当科および関連病院の外来を見学し、数多くの膠原病患者と接する。

  4. 第4週に担当症例の発表を考察とともに行う。

  5. 感想文をA4 1枚のレポートにまとめて、最終日に提出する。  

    ・提出先・・・リウマチ・膠原病科 E-mail: hrheumatology@hiroshima-u.ac.jp  ・タイトル・・・リウマチ・膠原病科 アドバンストコースを実習して
評価

 指導医による全体的な行動(パフォーマンス)の評価、教授回診での患者提示のでき具合、カンファレンスでのプレゼンテーションの内容、記載したカルテの内容の評価などによる総合評価で行う。

集合場所

月曜日8時半に中央研究棟2階201号室に白衣、聴診器持参で集合すること。
(月曜日が祝日の場合は、火曜日の8時半に中央研究棟2階201号室に集合)

当科の4週間のスケジュール

日程表はこちら

 令和5年4月1日以降の最新版日程表は、広島大学オンライン学習支援システム(Bb9)を

ご覧下さい。

学外実習の前日に、各病院の指導担当医に、必ず電話にて連絡すること。

 

学外実習 ・・・ 祝日の場合は中止とする。指導担当医が不在の場合も中止とする。

 

担当教官

 教 授  : 平田 信太郎

 助 教  : 吉田 雄介・杉本 智裕・渡辺 裕文

学外実習担当教官

 

 おやまクリニック・リウマチ科・内科 院長:小山 徹
 県立広島病院 リウマチ科 主任部長:前田 裕行 
 野島内科医院 院長:野島 崇樹
 広島赤十字・原爆病院 リウマチ科  部長:澤部 琢哉
 東広島記念病院 リウマチ・膠原病センター 院長:岩橋 充啓
 広島市立広島市民病院 リウマチ・膠原病科 主任部長:大岩 寛

 

連絡先

広島大学病院 リウマチ・膠原病科 平田 信太郎
TEL:082-257-1583(リウマチ・膠原病科教授室)

学外施設 各病院連絡先   

 

 1.医療法人社団 小菅会 おやまクリニックリウマチ科・内科 院長 小山 徹
 〒730-0001 広島市中区白島北町10-10 
 TEL:082-511-3535

 

 2.県立広島病院 リウマチ科 主任部長 前田 裕行 
 〒734-8530 広島市南区宇品神田1丁目5番54号
 TEL:082-254-1818(代表)

 

 3.医療法人社団 慶広会 野島内科医院 院長 野島 崇樹
 〒731-5127広島市佐伯区五日市2丁目9-4
 TEL:082-922-5552

 

 4. 広島赤十字・原爆病院 リウマチ科 部長 澤部 琢哉
 〒730-8619 広島市中区千田町1丁目9番6号
 TEL:082-241-3111(代表)

 

 5. 東広島記念病院 リウマチ・膠原病センター 院長 岩橋 充啓
 〒739-0002 東広島市西条町吉行2214番地
 TEL: 082-423-6661(代表)

 

 6.広島市立広島市民病院 リウマチ・膠原病科 主任部長 大岩 寛
 〒730-8518 広島市中区基町7番33号
 TEL: 082-221-2291(代表)

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卒後臨床 初期研修について

リウマチ・膠原病科 研修プログラム

プログラムの特徴 及び 診療科紹介

1年目で行った研修を基に,リウマチ性疾患の診断,治療についてより深い知識を修得し,専門医を目指す上で必要な基本的な診察手技を習得するための研修を行います。
【専門領域】
 リウマチ・膠原病

【対象代表的疾患と診断・治療】
 代表的疾患
 関節リウマチ,全身性エリテマトーデス,強皮症,多発性筋炎・皮膚筋炎,血管炎,等

 代表的治療
 ステロイド,免疫抑制剤,生物学的製剤(TNF阻害,IL-6阻害など),JAK阻害薬,等

研修到達目標

【一般目標】
(1)リウマチ性疾患についてより深く研修する。
【行動目標】
(1)リウマチ性疾患の診断アプローチについて理解する
(2)関節の診方を習得する
(3)不明熱の診断アプローチを習得する
(4)免疫不全患者における感染症に関する知識を習得する
(5)適切なステロイド剤,免疫抑制剤,抗菌薬の使い方を習得する

研修医が経験できる症状・病態・疾患、診察法・検査・手技等(代表的なもの)

関節痛,発熱,皮疹などのリウマチ性疾患を疑わせる症状,全身を診るための総合内科的なアプローチ,ステロイド療法,免疫抑制剤の使用方法,関節穿刺,関節エコー等

専門研修

リウマチ・膠原病科の研修は病棟研修が基本である。外来診療では初診患者の問診を担当し,その後診断的なアプローチについてチェックを行う。また,指導医について関節の身体所見の研修を行う。

研修方法

【病棟研修】
月曜から金曜まで病棟での研修を行う。主治医たる指導医1名の下,副主治医になる。

【外来研修】
診断力を上げるための問診技術の習得を指導する。初診外来問診や外来急患対応なども病棟医や指導医の指導のもとに行う。

【検査・手術】
リウマチ性疾患に関わる検査を理解するための指導を行う。

【講義・カンファレンス】
毎週1回外来棟でカンファレンスが行われる。毎週月曜日は午前中に教育的な病棟総回診(平田)を行う。火曜日は16:30から呼吸器内科との合同症例検討会を行う。適時ミニレクチャー(吉田,杉本)を組み入れている。その他,基本的に毎日朝回診(8:30),夕のまとめ(16:30頃,入院患者の振り返り)を行う。 研修終了時には,印象に残った症例1例について症例発表を行う。

【評価方法等】
4週間ごとに評価し,最後に総合評価をする。

週間スケジュール

 

午 前

午 後

カンファレンス, 病棟回診

病棟対応,夕まとめ

朝回診,病棟・外来急患対応

病棟対応,カンファレンス(呼吸器科合同)

朝ミニレクチャー,病棟対応

病棟対応,夕まとめ

朝回診,病棟対応

病棟対応,ジャーナルクラブ

朝回診,病棟対応

病棟対応,夕まとめ

指導体制

【専任指導医(主治医)数とその役割】
リウマチ・膠原病科:吉田 雄介助教,杉本 智裕助教,渡辺 裕文助教が直接の研修医の指導を担当する。  

 【上級指導医(准教授・講師)の明記とその役割】

  リウマチ・膠原病科:

  研修医を指導するとともに,研修目標が達成できるよう専任指導医を指導する。


 【全体の統括指導医(教授)の明記とその役割】

  リウマチ・膠原病科:平田 信太郎教授

  研修医を指導するとともに,専任指導医の報告を受け,研修医の評価を行う。


※ 上記内容について変更が生じる場合があります。

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