後期研修・入局案内について
研修コース責任者: 平田 信太郎 (リウマチ・膠原病科 教授)
1年目は大学病院または関連病院で多くのリウマチ・膠原病疾患の診療に携わり、診察、診断、治療の基本的な知識、技能を身につけます。2、3年目は研修医の希望により、大学病院あるいは関連病院での研修を選択することができます。4年目以後には大学院入学、国内のリウマチ専門病院での臨床研修あるいは大学病院でのさらなる専門研修を行い、リウマチ専門医の取得を一応の目標といたします。
1年から5年間。研修医の希望に沿いますが、リウマチ専門医の取得にはリウマチ認定施設病院で5年間の研修することが必要です。
後期研修期間中あるいは修了時に希望に応じて進路選択を協議いたします。
日本リウマチ学会(認定リウマチ専門医)
日本内科学会(認定内科医・専門医)
広島大学大学院医系科学研究科 医歯薬学専攻 リウマチ・膠原病学
「臨床で生じた疑問を研究で解決する」という方針で、臨床に根付いたテーマについて研究をして頂きます。基礎講座との連携を深め、質の高い研究が可能です。
研修医の希望に沿って、国内の主要なリウマチ専門病院で研修できるように配慮いたします。
リウマチ・膠原病は女性の患者が多く、やる気のある女性研修医を歓迎します。出産、子育てなども希望に応じて柔軟に対応いたします
できる限り、研修医の希望に沿うようにいたします。一般的には、大学院進学、国内外への留学、教室のスタッフ、関連病院での出張などが可能です。
(1) 大学病院スタッフ、臨床教授、臨床准教授、客員教授(非常勤医師を除く)
総数 (教授含む) |
教授以外の教員 | 医科診療医 | クリニカルスタッフ (大学院生) |
研究員 | 臨床教授 | 客員教授 |
---|---|---|---|---|---|---|
24名 |
3名 |
3名 |
5名 | 2名 | 7名 | 3名 |
(2) 学外医員(入局者)※常勤医師(非常勤医師を除く)
総数 | 病院名 |
---|---|
3名 | 県立広島病院 |
1名 |
東広島記念病院 リウマチ・膠原病センター |
1名 | 広島赤十字・原爆病院 |
3名 | JR広島病院 |
3名 | 呉医療センター・中国がんセンター |
2名 | 広島市立広島市民病院 |
1名 | 道後温泉病院 |
1名 | 鳥取大学 |
1名 | 市立三次中央病院 |
(3) 研究テーマ
1.関節リウマチにおける関節破壊予防薬の探索とその臨床応用
2.抗CCP抗体の対応抗原の同定(富山大学との共同研究)
3.関節リウマチの予後因子の同定、抗リウマチ薬の効果、副作用を予知する新規マーカーの開発、遺伝子解析
4.滑膜細胞制御による関節リウマチ治療法の探索
(4) 大学病院スタッフ、非常勤医師、臨床教授、臨床准教授、客員教授
教授 | 平田 信太郎 |
---|---|
助教 | 吉田 雄介 |
助教 | 杉本 智裕 |
助教 | 石德 理訓 |
医科診療医 | 藤井 真 |
医科診療医 | 渡邉 千映 |
医科診療医 | 加藤 朱里 |
クリニカルスタッフ(大学院4年生) | 荒木 慧 |
クリニカルスタッフ(大学院3年生) | 木戸口 元気 |
クリニカルスタッフ(大学院3年生) | 細川 洋平 |
クリニカルスタッフ(大学院2年生) | 小林 弘樹 |
クリニカルスタッフ(大学院1年生) | 大可 直哉 |
非常勤医師・臨床教授 |
小田 啓介 |
非常勤医師 |
大成 晋平 |
研究員・客員教授・臨床教授 | 山崎 聡士 |
研究員 | 渡辺 裕文 |
臨床教授 | 小山 徹 |
臨床教授 | 野島 崇樹 |
臨床教授 | 澤部 琢哉 |
臨床教授 | 岩橋 充啓 |
臨床教授 | 大岩 寛 |
客員教授 | 箱田 雅之 |
客員教授 | 野島 崇樹 |
(5) 教室の特色
広島県は300万人の人口に対し、リウマチ専門医、教育施設の数が少なく、リウマチ性疾患の専門的医療が不足した状態にあります。
2009年1月、富山大学付属病院にてリウマチ・膠原病科の診療教授であった杉山英二がリウマチ・膠原病科の初代教授として着任し、広島大学病院リウマチ・膠原病科が開設されました。中四国ではリウマチ・膠原病科を標榜する病院が少ないため、当初より県内外からの紹介が多く、また重症例、難治例のマネージメントが依頼されてきます。そのため稀な疾患を含めた多様なリウマチ性疾患を経験できます。呼吸器科、腎臓内科、整形外科をはじめとする他科との協力体制も整っており、広島県のリウマチ・膠原病診療において中心的な役割を果たしております。治療方針は毎週のConferenceにおいてEvidence-based medicine、ガイドラインに基づき治療方針を決定しております。研修医・専修医教育に経験の豊富なスタッフを中心に、講師、助教が毎週レクチャーを担当します。大学外においても経験豊かな臨床教授の協力のもと、出向いて研修できる環境を整えています。
(6) リウマチ・膠原病科教室員、臨床教授、臨床准教授、客員教授(年次推移)( )内は女性
合 計 | 広大卒 | 他大学卒 | |
---|---|---|---|
平成20年度(2008年) | 2名 | 1名 | 1名 |
平成21年度(2009年) |
5名 | 3名 | 2名 |
平成22年度(2010年) | 6名 | 3名 | 3名 |
平成23年度(2011年) | 8名 | 4名 | 4名 |
平成24年度(2012年) | 9名 | 4名 | 5名 |
平成25年度(2013年) | 13名 | 7名 | 6名 |
平成26年度(2014年) | 19名 |
10(1)名 | 9名 |
平成27年度(2015年) | 24名 | 11(1)名 | 13名 |
平成28年度(2016年) | 29名 | 13(1)名 | 16名 |
平成29年度(2017年) | 29名 | 13(1)名 | 16名 |
平成30年度(2018年) | 31名 | 14(1)名 | 17名 |
平成31年度・令和1年度(2019年) | 33名 | 14(1)名 | 19名 |
令和2年度(2020年) | 34名 | 14(1)名 | 20名 |
令和3年度(2021年) | 39名 | 16(2)名 | 23(1)名 |
令和4年度(2022年) | 41名 | 17(2)名 | 24(1)名 |
令和5年度(2023年) | 42名 | 15(1)名 | 27(3)名 |
令和6年度(2024年) | 45名 | 18(1)名 | 27(3)名 |
(7) 教室の今後の展望
リウマチ・膠原病科の目指すものは「リウマチ・膠原病疾患のトータルケアを目指して~先端医療から患者教育まで~」であり、患者本位の医療のできる質の高いリウマチ専門医を育成することです。具体的な目標は①臨床に根付いた国際的な研究、②他科、地域から信頼される質の高い医療の実践、③全身を統合して考え、診療できるリウマチ、膠原病専門医の育成です。また、患者教育にも力を注ぎたいと考えております。
(8) 教授のプロフィール
業績、自己紹介などはスタッフ紹介をご参照下さい。
連絡先 | 吉田 雄介(助教)までお気軽にどうぞ。見学も歓迎します。 |
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TEL | 082-257-1583(リウマチ・膠原病科 教授室、医局) |
FAX | 082-257-1584(リウマチ・膠原病科 教授室、医局) |
hrheumatology★hiroshima-u.ac.jp (※「★」記号を「@」に置き換えて下さい。) | |
URL | https://hrheuma.hiroshima-u.ac.jp |