Treatment 診療案内

概要(診療体制)

専門性の高いチーム医療で、リウマチ・膠原病診療の最前線に対応

広島大学病院 リウマチ・膠原病科では、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、皮膚筋炎・多発性筋炎、全身性血管炎など、自己免疫機序に基づく多彩な疾患を対象に、専門性の高い医療を提供しています。これらの疾患は関節や筋肉だけでなく、肺・腎・神経・皮膚など全身の臓器に影響を及ぼすことがあり、当科では全身を総合的に診る視点を大切にしています。

外来・入院診療では、リウマチ専門医を中心に、看護師、薬剤師、リハビリスタッフ、管理栄養士など多職種が連携し、患者さん一人ひとりに応じた丁寧な医療を行っています。
また、大学病院の強みを活かし、腎臓内科、呼吸器内科、皮膚科など関連各科とも密接に
連携し、複雑な症例にも迅速かつ的確に対応できる体制を整えています。

当科の外来は原則、紹介・予約制で行っております。
外来診療の担当医については、広島大学病院公式ホームページ内のリウマチ・膠原病科ページをご覧ください。

外来担当医表 大学病院公式サイトへ
外来受付
082-257-5466(土日祝除く)
予約変更受付時間
9時00分~16時00分
受付所在地
1F 101受付

診療実績

年間外来・入院患者数の推移(過去5年間)

  • 外来患者の疾患別構成(2024年度)

  • 入院患者の疾患別構成(2024年度)

主な疾患

当科では、関節リウマチをはじめとする、様々なリウマチ・膠原病疾患に対し、専門性の高い診断と治療を行っています。主な対象疾患と治療の概要は以下のとおりです。

  • 関節リウマチ

    関節の滑膜に炎症が起こり、痛みや腫れを生じる疾患です。進行すると関節破壊に至るため、早期診断と治療が重要です。治療には、メトトレキサートに代表される抗リウマチ薬を基本とし、患者さんの状態に応じて生物学的製剤やJAK阻害薬などを効果的に組み合わせて用います。

  • 全身性エリテマトーデス

    免疫の異常により皮膚・関節・腎臓・中枢神経など全身に炎症をきたす疾患です。治療は、炎症を抑えるグルココルチコイドと、皮膚症状や関節症状に有効で長期的な病状安定にもつながる抗マラリア薬を基本とします。これらに加え、免疫抑制薬や生物学的製剤を併用し、重症例ではグルココルチコイドパルス療法を行うこともあります。

  • 全身性血管炎

    全身の血管に炎症が起こり、障害される血管の太さ(大型、中型、小型)や場所によって、発熱、皮疹、臓器障害など多彩な症状をきたす疾患群です。診断と治療は、血管炎のタイプによって大きく異なります。当科では、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎、ANCA関連血管炎など、様々な血管炎に対し、それぞれの病態に合わせた最適な治療(グルココルチコイド、免疫抑制薬、生物学的製剤など)を提案します。

  • 全身性硬化症

    皮膚や内臓が硬くなり、肺・腎・血管などに障害をきたす疾患です。抗線維化薬や免疫抑制薬、肺高血圧症に対する血管拡張薬などを用いて臓器障害の進行を抑えます。

  • 皮膚筋炎・多発性筋炎

    筋肉の炎症による筋力低下や、特徴的な皮膚症状(ヘリオトロープ疹、ゴットロン徴候など)が現れる疾患です。中には、皮膚症状が主で筋力低下が目立たない場合もあります。重篤な間質性肺疾患や悪性腫瘍を合併することがあり、早期診断と全身の評価が不可欠です。治療はグルココルチコイドを中心に、免疫抑制薬などを組み合わせます。

  • シェーグレン病

    涙腺・唾液腺の障害による乾燥症状が中心ですが、関節炎や肺病変などを伴うこともあります。対症療法に加え、必要に応じて免疫抑制薬を使用します。

上記疾患以外にも、様々な自己免疫疾患に幅広く対応しています。患者さんお一人お一人の病状に応じて、専門医が最適な治療方針を提案いたします。